2024-12-22
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高齢者と障害者が共生するサービスとは

共生型サービスは、介護保険のサービスと障害福祉サービスの内容とで共通している点を持ちます。今まで障害福祉サービスを利用していても、年齢を重ねて介護保険のサービスに切り替えようと思った時に、事業所を変えなくてもそのままサービスを利用できることがメリットです。
しかし問題点もあり、共生型サービスの導入により、今まで高齢者や障害者と接したことがなかった介護職員にとっては初めは慣れないことばかりで、精神的にも体力的にも負担が出てきます。また高齢者や障害者が同じ空間で過ごすということは、様々な配慮も必要です。事故やトラブルがないように常に気にしながら仕事を進めることは、負担になります。
このほか、利用者の高齢者と障害者もお互いに接することに慣れていないので戸惑うこともあります。高齢者が障害を持った子供と遊んでお互いに刺激を受けることができれば確かにプラスにつながりますが、初対面同士そしてお互いに介護が必要な状態でそういった余裕がある方は少ないです。
お互いに適度な距離を持って過ごせるよう両方の利用者に適切な環境を整えることが必要です。両方の利用者に快適に過ごしてもらうためには、働いている介護職員がそれぞれ情報を共有し細かいことでも報告し合う必要があります。
常に慌ただしい介護の現場ですが、介護職員が互いに連携を取り合うことは必須です。さらに、事業所の運営者ともなると、介護職員の確保という目的のためにも報酬の面を適切に保つ配慮も求められます。